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混合ワクチンで予防できる病気
犬の感染症は、一度発病してしまうとウイルスに直接効く薬や治療法はほとんどありません。かかってしまった場合は、対症療法と2次感染を防ぐための薬の投与などを行います。
こうした病気は、ワクチン接種さえ怠らなければ予防できます。
以下は、混合ワクチンで予防できる主な病気です。
ただし、混合ワクチンに対応する感染症の種類は、製薬会社によって異なる場合もあります。
また、2種、3種などの混合ワクチンもあります。
くしゃみ、鼻水、便・尿などから経口感染する病気で、冬に流行する事が多い病気です。致死率が高く、治っても神経症状の後遺症が残ったりします。
子犬が感染しやすい病気でもあります。
潜伏期間は3〜6日。初期症状は発熱や食欲不振、下痢などですが、症状が進むと運動障害があらわれ、けいれん発作を起こすこともあります。最終的には、脳まで侵されてしまいます。
肉球が石のように固くなるのも、この病気特有の症状です。
アデノウイルスT型ウイルスの経口感染によって発症する病気。ウイルスが、肝臓の細胞に障害を及ぼします。
潜伏期間は約1週間。発熱、鼻汁、食欲不振など、ごく軽い症状で済む場合もあります。しかし重症になると、高熱・嘔吐・下痢・扁桃腺の腫れなどがみられ、肝炎をともない突然死に至る場合もあります。
アデノウイルスU型ウイルスの経口感染によって発症する病気。
発熱、せき、扁桃炎、肺炎、気管支炎などの呼吸器系の症状が出る。
このウイルス単体での致死率は高くはありませんが、他の病気との合併症により重症化します。
| パルボウイルス感染症(5種・7種・8種・9種混合) |
経口感染によって発症する病気。
感染すると短期間で死に至るケースが多く、特に子犬の致死率は非常に高い。
激しい急性胃腸炎で嘔吐・下痢・血便などで衰弱の激しい消化器型と、急性心不全で突然死する心筋型があります。多くは、消化器型です。
咳やくしゃみから空気感染して発症。
症状は、咳や扁桃炎、鼻水やたんがからむなど。人間のかかる風邪の症状によく似ています。
他の細菌やウイルスと混合感染すると重症化します。
| レプストピラ感染症カニコーラ型(7種・8種・9種混合) |
保菌動物の尿に含まれる、レプストピラ菌という細菌に感染すると発症します。経口感染したり、傷口から感染したりします。
この病気は、人畜共通感染症の一つです。
カニコーラ型は、腎炎がおこり下痢・嘔吐を繰り返します。症状が進むと、尿毒症になり、脱水状態になることもあります。
| レプストピラ感染症ワイル氏型(7種・8種・9種混合) |
急性の腎炎・肝炎をおこす重症型です。高熱の後に体温が低下し、急死することもあります。
カニコーラ型の症状に加えて、70%に黄疸症状がでます。歯ぐきの出血も見られます。
この病気は、人畜共通感染症の一つです。ヒトに感染した場合、ワイル病となります。早期に治療をしないと、重症化する病気です。
コロナウイルスの経口感染により発症します。
主な症状は、食欲不振・嘔吐・下痢・脱水など。子犬は症状が悪化しやすく、特にパルボウイルスと合併すると重症化します。
ヒトのレプトスピラ症・秋疫Bの原因菌により起こる病気です。犬での感染も多く確認されています。腎炎と肝炎を併発することもあり、重症化すると死亡率も高い病気です。
この病気は、人畜共通感染症の一つです。
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