「かじりた〜い!」は犬の習性
子犬は、見るもの触るもの、何でもなめたり咬んだりします。
犬にとって「かみたい、かじりたい!」と言うのは、もって生まれた強い欲求です。ましてや、子犬は好奇心旺盛な上、歯の生え変わりの時期にはムズムズするために、余計に何かをかじりたくなってしまいます。
子犬は、兄弟犬とじゃれあったり順位を確認する時にかみあうわけですが、その時にかまれた時の痛さを知ったり、母親に叱られたりして「どの程度かんだらいいか」を覚えます。
でも、それを覚える前に親や兄弟から引き離されてしまった子犬だと、力の加減がわかっていないこともあります。
最初は、子犬にかまれても、そう痛くはありません。
むしろ、かわいい子犬に手や足を「ハグハグ」されると、嬉しくなってしまうかも知れません。
でも、そのまま「あまがみ」を許しておくと、将来かみグセがついてしまうかも知れませんし、飼い主との力関係(順位)を誤解してしまうかも知
れません。
しっかりと予防・対処していきましょう。
あまがみの予防策
@おもちゃを与えよう
子犬の「かじりたい」欲求がみたされるように、思う存分かじっていいおもちゃを与えてあげましょう。
でも、かじるおもちゃは誤飲の心配もあるので、大き目の安全なものを選んで下さい。
飽きないように、3〜4個のおもちゃをかわりばんこにあげるといいかも知れません。
かじると磨り減って使えなくなるものは、スペアを用意しておきましょう。
Aかじられない部屋作りを考えよう
子犬の目線になって、部屋を見回してみて下さい。
そのうえで、危険なもの、かじられては困るものを片付けましょう。
輪ゴムやクリップ、その他誤飲してしまいそうなもの、タバコや薬、洗剤など危険なものは高いところに置くか子犬の入らない部屋にうつしましょう。
家具や電気コードなどには、かみつき防止剤(犬が苦手な苦味細分の入った、しつけグッズ。塗るタイプとスプレータイプがあります)を塗っておくといいでしょう。
または、子犬をハウスやサークルに入れて、行動範囲を制限しましょう。
B十分遊んであげよう
犬は遊ぶことが大好き!そして、元気一杯!
部屋のものをかじったり、人をあまがみするのも、自分なりに「遊び」を見つけてエネルギーを発散させているのです。
本格的にお散歩デビューしていない子犬でも、ボールや紐を使って、部屋の中で十分に遊んで発散させてあげましょう。
Cひらひら動くものを見せない
動くものを見ると追いかけたくなるのは、犬の狩猟本能。
子犬の前で手を激しく動かしたり、ひらひらした洋服を着るのは避けましょう。あまがみされた時に、子犬の口を離そうとして手を振り回すのも逆効果。飼い主が喜んで、遊んでくれていると誤解されてしまいます。
あまがみされた時の対処法
予防策を実践して、子犬にかむ機会を与えないのが一番ですが、もしかまれた時には、無視をして相手にしない作戦が一番。
大声で怒ったり、手足を振り回して振りほどくのはNG!
子犬は、喜んでいると勘違いをして、余計にじゃれついてくるかもしれません。
@子犬があまがみをしてきたら、はっきりと「痛い!」と一言だけ言う。(痛くない時も)
A子犬が口を離したら、すぐにその場を立ち去る。
あるいは、子犬をハウスに入れてしまう。
「なんで、急に遊んでくれなくなったんだろう?」と、考えさせましょう。
B1〜2分で部屋に戻り、しばらくは全く子犬を無視して下さい。
(テレビを見たり、新聞を読んだり)
Cその状態で、子犬が落ち着いて静かにしていられたら、声を掛けたり、ご褒美としてかじるおもちゃを与えてあげましょう。
手足をかむより、落ち着いていい子にしている方がよい事があると覚えさせましょう。